みこころネットワーク設立に寄せて


聖心女子学院校長

Sr.大山江理子より

 

 グローバル化する世界の中、さまざまな場で生きる卒業生の姿に接することは、母校の大きな喜びです。

日本の社会で、世界で、家庭で、奉仕の場でも、仕事の場でも、ひとり一人を大切にという聖心の価値を卒業生の皆様は多様な在り方で深めてくださっています。

 社会の変化の中で女性に求められる役割も変化しています。女性の生き方も多様になり、卒業生の生き方も多様になりました。「惜しみない心」で、聖心という「一つの家庭」の一員としての生き方にも豊かな可能性があることを卒業生の皆様の姿に見出すことは、聖心の教育の実りです。あらゆる場で、年代的に、地理的に、社会的な立場の上で、職種的な広がりの中で、聖心のスピリットが多様に開花していることをうれしく感じています。

   多様性に加えて、ネットワークも今日の重要なキーワードです。様々な生き方がつながる時に大きな力となります。みこころ会が試みられる「みこころネットワーク」は、「聖心は一つの家庭」の一つの在り方として大きな力を発揮することでしょう。皆様のつながりが、イエスのみこころに向かう開かれたコミュニティへの架け橋となることを期待しています。多くの方が参加されて、出会いの中に学びと励ましが生まれることを願っています。このネットワークにより、100年を超えるみこころ会の歩みがさらに力強く、豊かなものとなることをお祈りいたします。

 


みこころ会会長

巻波香子(57回) より

 

きっかけは100周年記念誌でした。

 記念誌を作るにあたって各界で活躍している同窓生を募ったら、本当に大勢の方が様々な分野で活躍していることがわかりました。記念誌を読んで直に話を聞いてみたい、話してみたいと思いながらも、同窓生とは言え連絡を取ることもできず、残念に思っている方がたくさんいらっしゃると思います。そういう方たちをみこころ会が繋ぐことはできないだろうか、という思いから「みこころ会会員の交流会」という形が出てきました。

  みこころ会は同窓会としては決して大きな組織ではありませんが、そのぶん固い繋がりで結ばれています。自分たちの後に続く後輩の力になりたいと思っている先輩も大勢います。ぜひこの力を活かそうと、「みこころネットワーク」を立ち上げることになりました。

  一人の力は小さくても、繋がることで大きな力になります。

同窓生という繋がりを活かし、新たなステップへの足がかりとして、ぜひ活用していただきたいと思います。

  みこころ会は創立100年を終え、新たな100年に向かって

スタートを切りました。100周年記念で巻かれた種が、これから

芽を出し育ち、いつか大きな実となることでしょう。

  みこころネットワークを通じて一人でも多くの方にお会いできるのを、楽しみにしています。